近年人気が高まっているスノーボードの新しいムーブメントである「スノーサーフィン」。
雪を波に見立てたサーフィンの動きを取り入れて滑るため、平面の多いスキー場よりは壁・アール・バンクなど立体感のあるスキー場が好まれる傾向があります。
コースレイアウトやスキー場の地形に左右されるため、すべてのスキー場がスノーサーフに向いているというわけではないのが正直なところ。
というわけで本記事では、サーフスポットを探し中のスノーサーファーにおすすめなスキー場をご紹介していきたいと思います。
筆者もサーフィンをやったことはないですが、スノーサーフスタイルで楽しんでます!
そもそも「スノーサーフィン」って?
明確に定義が定められているわけではありませんが、サーフィンのような動きを取り入れてスノーボードをすることを「スノーサーフィン」と呼んでいます。
カービング・グラトリといったジャンルというより、滑りのスタイルといった方がしっくりくるかもしれません。
雪の壁を波に見立ててボードを当て込んだり、地形を上手く使ってカットバックさながらのターンを決めたり、バンクでサーフィン独特の動きであるオフ・ザ・リップしたりと、その姿はまるで海にいるサーファーのよう。
近年はスノーサーフの人気がジワジワ来ていて、地形遊びが有名なスキー場ではスノーサーフスタイルのスノーボーダーを多く見かけるようになりました。
スノーサーファー好みのスキー場とは?
スノーサーフは地形や壁を波に見立てて滑るスタイルになるため、基本的には平面が多いスキー場ではなく、「滑走コース内に壁地形が多くあるスキー場」や「専用パークが用意されたスキー場」が該当するかと思います。
未圧雪のパウダーランが楽しめるコースについても「浮遊感」という意味でスノーサーフ好きにはたまらないと思います。
基本的には壁地形があればどこでもスノーサーフスタイルで滑ることができますが、その数が多ければ多いほどリフト1回で当て込める回数が増えるため、サーフライドに適したスキー場と言えますよね。
「パウダー」に焦点を当てると該当箇所が多すぎるため、本記事では「地形」というキーワードに絞って、SNSや口コミなど様々な要素からスノーサーフ好みのスキー場を調査してみました。
スノーサーファーにおすすめのスキー場
①:川場スキー場 / 群馬県
群馬県沼田市川場村にある川場スキー場は、首都圏から2時間で行ける人気のスキー場です。
メインコースとなる「クリスタルコース」は最初から最後まで壁が続く地形となっていることから、スノーサーファーには堪らないことでしょう。
2022年には「THE SURF RIDE PARK」もオープンし、地形を生かした大きなバンクで遊ぶこともできますよ。
コースガイド
コース数 | 10 |
最大斜度 | 34度 |
最長滑走距離 | 3,300m |
リフト1日券料金
大人・・・【平日】4,900円、【土日祝】5,200円
シニア・・・【平日】4,100円、【土日祝】4,400円
小人・・・【平日】3,600円、【土日祝】3,900円
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
②:丸沼高原スキー場 / 群馬県
群馬県片品市にある丸沼高原スキー場は、スノーサーフ好きには堪らないスキー場です。
なぜなら、スノーサーファーで知らない人はいないスノーボードブランド「GENTEMSTICK 」の創業者である玉井太郎さんがプロデュースした「Frozen Wave Park」があるから。
このパーク目当てに丸沼高原スキー場に行く方はかなり多く、連日賑わっている印象です。
Frozen Wave Parkだけでなく、ゴンドラで頂上に行けば左右壁だらけの”壁天国”を味わえますよ。
また「GENTEMSTICK 」のデモセンターがあり、高価なゲンテンの板をレンタルできる数少ないスキー場です。
コースガイド
コース数 | 20 |
最大斜度 | 32度 |
最長滑走距離 | 4,000m |
リフト1日券料金
大人・・・4,900円
中高生・・・3,700円
シニア・・・4,400円
小人・・・2,200円
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
③:湯殿山スキー場 / 山形県
山形県鶴岡市にある湯殿山スキー場は、ゲレンデ内に当て込めるアールの数が物凄く多いことから”R天国”と呼ばれ人気を博しているスキー場です。
リフトが2本しかない小規模なスキー場なんですが、コース紹介を見てもわかる通り、初心者コースにも上から下まで当て込めるスポットが無数に用意されています。
「スノーサーファーのために作られたスキー場」といっても過言ではない作り込まれたスキー場ですよ。
コースガイド
コース数 | 4 |
最大斜度 | 35度 |
最長滑走距離 | 2,000m |
リフト1日券料金
大人・・・3,200円
小中学生・・・1,000円
シニア・・・2,700円
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
④:エイブル白馬五竜&Hakuba47 / 長野県
長野県白馬村にあるエイブル白馬五竜&Hakuba47は、白馬を代表するスキー場の1つです。
エイブル白馬五竜側に「五竜スノーパーク」、Hakuba47には「47Parks」と2種類のパークがあります。
「五竜スノーパーク」ではリフト1本の長さで作られたバンクをサーフライクで気持ちよく滑走でき、「47Parks」にはハーフパイプがあるのでスノーサーフ上級者なら華麗なオフザリップを決められるでしょう。
コースガイド
コース数 | 16 |
最大斜度 | 35度 |
最長滑走距離 | 5,000m |
リフト1日券料金
アダルト(18~59歳)・・・5,500円
ユース(13~17歳)・・・4,000円
シニア(60~79歳)・・・4,500円
チャイルド(6歳〜12歳)・・・2,900円
キッズ、Gシニア(6歳未満、80歳以上)・・・無料
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
⑤:野沢温泉スキー場 / 長野県
コースガイド
コース数 | 24 |
最大斜度 | 39度 |
最長滑走距離 | 10,000m |
リフト1日券料金(シーズン)
【通常】
大人・・・5,200円
小人・・・2,900円
シニア・・・4,200円
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
長野県下高井郡野沢温泉村にある野沢温泉スキー場は、上質なパウダースノーで絶大な人気を誇るビッグゲレンデです。
野沢温泉スキー場にはサーフライドを楽しめる専用パークはないものの、沢地形がとても有名で「自然のバンクドスラローム」を楽しむことができます。
標高が高いことから春先でもかなり長くスノーサーフィンを楽しめることもポイントの1つです。
⑥:白馬岩岳スノーフィールド / 長野県
長野県白馬村にある白馬岩岳スノーフィールドは、地形遊びが楽しめるスキー場として人気があります。
3.3kmのロングランが楽しめる「サニーバレーコース」にはバンク・ウェーブなどの自然地形が満載で、斜度がキツすぎることもないのでリラックスしてサーフライドを楽しむことができます。
ゴンドラ1本で山頂まで行けるため降雪のある日でも寒さを感じにくいのもおすすめできるポイントです。
コースガイド
コース数 | 26 |
最大斜度 | 35度 |
最長滑走距離 | 3,800m |
リフト1日券料金
大人・・・4,600円
小人(小学生)・・・2,800円
シニア(60歳以上)・・・4,100円
ハイシニア(70歳以上)・・・3,500円
未就学児・・・無料
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
⑦:白馬八方尾根スキー場 / 長野県
白馬でも屈指のビッグゲレンデある白馬八方尾根スキー場もサノーサーフィンにおすすめなスキー場の1つです。
上質なパウダースノーを楽しめる黒菱オフピステ「URAKURO」をはじめ、バンク中心のスノーパーク「HAPPO BANKS(ハッポウ バンクス)」など、サーフライドを楽しめる要素が満載。
白馬エリアは他のスキー場も含めてサーフライドできるスキー場の選択肢が複数あるのもいいですね。
コースガイド
コース数 | 16 |
最大斜度 | 37度 |
最長滑走距離 | 8,000m |
リフト1日券料金(シーズン)
【通常】
大人・・・5,500円
小人・・・2,500円
シニア・・・5,000円
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
⑧:斑尾高原スキー場 / 長野県
長野県飯山市にある斑尾高原スキー場は、地形&ツリーランを気軽に楽しめるスキー場です。
ゲレンデのコース内にツリーランが用意されていて、その数も12コースと国内最大クラス。
自然地形が生み出した大きなバンクに当て込んでのサーフライドを楽しめますよ。
コースガイド
コース数 | 31 |
最大斜度 | 37度 |
最長滑走距離 | 2,500m |
リフト1日券料金(シーズン)
【マウンテンパス】
大人・・・5,500円
小人・・・3,500円
シニア・・・5,500円
中学生・高校生・・・5,500円
【エリアパス】
大人・・・5,000円
小人・・・2,000円
シニア・・・4,500円
中学生・高校生・・・4,500円
※ その他、各種リフト券が販売されています
公式サイト
まとめ
筆者が知らないだけで、日本にはもっとたくさんの「スノーサーフスポット」があるはずです。
自分だけのスポットで滑るのも最高ですが、本記事で紹介しているスノーサーファーが集うゲレンデで滑るのも最高なので、ぜひ機会があればライドしにいってみてくださいね!