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できるだけ宿泊費を浮かせたい…スノボの車中泊に必要なアイテムまとめ

スノーボードやスキー旅行での大きな出費といったら宿泊費ですよね。2泊、3泊…と日数が増えるとさらに出費はかさみます。

しかし、宿を車にすることで宿泊費を浮かせられることはもちろん、朝一からきっちり整備されたゲレンデで良質な雪での滑りを堪能することができちゃいます。

初めての車中泊はハードルが高く感じますが、装備品をきちんと揃えていくことで快適に過ごすことができますよ。

そこで当記事では、今後車中泊をする方のために『スキー・スノボの車中泊で必要なアイテム』をご紹介します。

ぜひ、参考にしてください!

目次

スキー・スノーボード車中泊のメリット・デメリット

車中泊のメリット

まず、スキー・スノーボード旅行での車中泊のメリットをご紹介します。

宿泊費がかからない

一番大きいのは『宿泊費がかからない』ことですよね。

さらに事前に旅行の計画を立てて宿の予約をしなくてもいいので、行きたい時に行くことができます。

車中泊ならホテルを拠点にスキー場を選ばなくてもいいですし、ギリギリまで天候確認ができるのはメリットです。また、荷物を宿に移動する必要はないので積みっぱなしで良いというのも楽な点ですね。

朝一から滑れる

当日バタバタしませんし、まだ人が少ないオープン時間から滑りを楽しむことができます。

コースが荒れていない雪質の良い状態で滑れますし、前日に雪が降っていたらパウダー雪もいち早く堪能できちゃいます。

前日移動で渋滞回避

スキー場が近所にあるという方以外は、まだ外が暗いうちからスキー場を目指して出発しますよね。まだ寝ていたい時間帯の運転、さらに渋滞にはまる可能性もあります。

車中泊なら夜から現地入りできるので、寝不足で挑むことも渋滞に巻き込まれる心配もありません(スキー場によっては夜間の駐車はNG)。

前日入りで翌日はノンストレスで滑ることができますよ。

車中泊のデメリット

もちろん車中泊はメリットだけではありません。デメリット面も知っておきましょう。

どんなに寒くても寝る時は必ずエンジンを切る

どんなに寒かったとしても寝るときは必ずエンジンを切る必要があります。なぜな一酸化炭素中毒になる恐れがあるからです。

エンジンをかけて寝ている間にもし雪が降り積もってマフラー部分を塞いでしまうと、排気ガスが車内に少しずつ入り込んでしまい、気づかぬうちに中毒症状を引き起こす原因に…。そのためエンジンをつけっぱなしにして寝ることは非常に危険なことなんです。

車中泊をするなら暖房を頼らないために、防寒装備を充実させて挑む必要があります。

お手洗い環境

車とお手洗いとの距離によって車中泊の快適度は大きく変わってきます。できるだけお手洗いと近いところに駐車するのがいいでしょう。

お手洗いの場所が遠い場合行くのがかなり億劫になりますし、大雪だったり吹雪なんて天候ならなおさら外には出たくありません。そのため、車中泊ではお酒の飲み過ぎには要注意です。自然とトイレの回数も増えてしまうので控えたほうがいでしょう。

また、お手洗いの環境が良くない(便座が冷たい、お湯が出ない、暖房が入っていないなど)ところもあるのであらかじめ頭に入れておきましょう。

スノボ車中泊に必要なグッズ

飲食編

電気ケトル

電気ケトルがあると、カップラーメンやスープ、コーヒーなどを淹れることができたりと便利なアイテムです。

車用の電気ケトルもあり、温度管理付きだったり、万が一倒れてしまった場合でもお湯が漏れない流水防止ロック機能付き、自動電源オフ機能、ドリンクホルダーに入るサイズのものなど様々なタイプがありますよ。

カセットコンロ、やかん

カセットコンロがあると、インスタントラーメンを作ったりレトルトカレーを温めたりすることができます。缶詰やレトルトごはんも温められますね。

さらにやかんを持って行けば、カップラーメンやコーヒーなどにお湯を注ぐこともできますよ。

ガスコンロを使用する際には、換気のために必ず窓は開けるようにしてくださいね。

また、カセットコンロを持っていくならカセットガスも数本持って行くようにしましょう。

風除板

風除板はカセットコンロを使う際、風で火が煽られないように、消えないようにするためのアイテムです。

風除板があれば、風が強かった場合でもカセットコンロを安全に使うことができます。

カップラーメン、インスタントスープ・コーヒー

ご飯を簡単に済ますならカップラーメンが一番手っ取り早いです。

また、寒いので温かい飲み物も欲しくなります。お湯を注ぐだけのインスタントスープやコーヒーを持って行くといいでしょう。朝起きた時にも手軽に飲むことができます。

水、食材

スーパーやコンビニですでに出来上がったものを購入して食べるのも楽でいいですが、調理をして食べるのもアウトドア感があって良いです。

例えば鍋なら食材を鍋に入れて煮込むだけなので簡単ですし、冷えた体もポカポカして温かくなります。野菜は事前に切って持って行ったり、使い捨てのアルミ鍋なら洗い物もなくなるのでさらに楽ちんですよ。

調理をするなら料理で使う水や洗い物ができるように食器用洗剤とスポンジを持って行くようにしましょう。

クーラーボックス

食材を持って行くならクーラーボックスがあると便利です。

冬場の車の中はかなり冷えるので、飲み物をそのまま置いておいても冷蔵庫に入れておいたくらい冷たくなりますが、飲み物をまとめて入れて保管しておくことができます。

お酒やジュースを雪に埋めて冷やすという手もありますね。

割り箸、使い捨てスプーン・コップ、紙皿

食事をする際の割り箸や使い捨てスプーン・コップ、紙皿などを持っていきましょう。

コップは、保温・保冷性の高いステンレスやホットドリンクを飲みやすいチタン製などのアウトドア用のカップもおすすめです。

折りたたみ式テーブル・チェア

食事をする際にあると便利です。折りたたみ式なのでコンパクトに収まります。

また、椅子があると休憩時や靴の脱ぎ履きにも便利です。

ライト・充電器編

LEDランタン

エンジンを切ると暗い状態になってしまうので、明かりは欲しいところ。

LEDランタンなら長時間使用し続けられますし、火を使わないので家事や火傷の心配もありません。

夜お手洗いに行く際にも役立ちますよ。地震や停電時にも役立つので1つ持っておくと安心です。

ポータブルバッテリー

アウトドアや災害時に活躍するポータブルバッテリー。大容量バッテリーで、USBやAC、DC、シガーソケットなどのポートに接続することができます。

スマホやダブレットの充電はもちろん、電気ケトルや電気毛布などにも使うことができるので持って行くと非常に便利です。

ソーラーチャージャー

ソーラーパネルがあるとポータブルバッテリーやジャンプスターターを充電することができます。

折りたたみ式のソーラーパネルでポータブルバッテリーとセットで販売しているものも多くありますよ。

ソーラーパネルは滑りに行く前にダッシュボードの上にセットして行きましょう。

寝具編

湯たんぽ、ホッカイロ

寝るときの寒さ対策として、湯たんぽやホッカイロがあると安心です。

ペットボトルにお湯を入れてタオルを巻けば湯たんぽ代わりにもなりますよ。

電気毛布

夜は冷え込むので、電気毛布があると温かく過ごすことができます。

ただし、電気毛布を利用する場合はポータブルバッテリーも合わせて必要です。

寝袋

冬季の車中泊は、マミー型の寝袋がおすすめです。

寝袋には大きく分けて『マミー型』、『封筒型』の2タイプがある他、季節によってもタイプが分かれています(夏・春夏秋・冬用)。

マミー型のマミーはミイラという意味があり、その名の通り頭まですっぽりと収まる寝袋です。軽くてコンパクトに収納でき、密着度が高いので保温力も高いです。

封筒型は封筒のような形をしている寝袋で、布団のように広げて掛け布団としても利用することができ、マミー型のような圧迫感がありません。また、マミー型より価格も安いので手を出しやすいアイテムになっています。

ただ封筒型は動きやすく寝やすいのですが、重くかさばり保温力が低いという欠点があります。

冬場の車中泊で良質な睡眠をとるなら、保温力の高いマミー型がおすすめですよ。

インナーフリース

インナーフリースは寝袋の内側に重ねて使うアイテムです。寝袋とW使いすることで、保温性がアップするので温かく快適に眠ることができます。

スリーピングマット

後部座席を倒してマットレスを敷くと凸凹を緩和することができて寝やすくなります。

マットレスには、自動膨張タイプエア注入タイプなどがあります。エア注入タイプはコンパクトで良いのですが膨らませる作業があるのでセッティングをする際に少々面倒です。対して自動膨張タイプは勝手に膨らんでくれるので、その間は違う作業ができて時短にもなりますよ。

厚みがもう少し欲しいという場合は、その上に折りたたみマットを敷くとふかふかになります。

普段使っている枕や空気を入れて使う枕、ネックピローを枕がわりにしたりとお好みの枕を持っていきましょう。

タオルを枕がわりにするという手もありますよ。

生活アイテム編

ブランケット

朝起きた時、ご飯を食べる時などに膝に掛けたり羽織ったりすることができます。

寝巻き

寝るときに着る服を持っていきましょう。寝巻きは寝具によって薄着でも大丈夫であれば、厚着をしてちょうどいい場合もあります。

初めての場合はよく分からないと思うので、厚着して暑ければ脱ぐスタイルがおすすめです。

着替え

下着や次の日に着るもの、帰りに着るものなどをお忘れずに。

入浴セット

滑ったあとは、ゲレンデに併設されているお風呂や近場のお風呂に入りに行きます。

洗顔料やシャンプー類、ボディタオル、スキンケア類など必要な物は持っていきましょう。

タオル

濡れた物を拭くタオルやお風呂で利用するバスタオルやフェイスタオルなど。

お風呂のタオルはレンタルや購入することができますが、家族で利用するなら人数が多いほど費用がかかってしまいます。また、日数が多いほどその分の費用は嵩むので、多少かさ張りますがタオルは持って行くことをおすすめします。

洗面用具

歯磨きセットや髭剃り、日焼け止め、化粧品など。

必須アイテム編

スコップ

スコップは必ず持っていきましょう。

朝までに結構な積雪量が予想される場合、夜のうちに車の周りを雪かきしておく必要があります。特にマフラー周りは朝エンジンを付けたときに、車内が一酸化炭素中毒になるのを防ぐためにしっかり雪かきをしておきましょう。

また、雪を放っておくと雪の重みで朝ドアが開けられないということもありえます。そんなアクシデントに見舞われないためにも、雪かきをするスコップは必須です。

車内目隠し

車内の目隠しはした方が良いです。防犯対策にもなりますし、着替えをする際にも安心です。

バスタオルでも簡単に目隠しをすることができますよ。

断熱シェード

エンジンを付けている間は暖かいですが、冬の車内はエンジンを切るとどんどん温度が下がっていきます。

できるだけ暖かい温度をキープしたいところですが、それには冷気を遮断する必要があります。冷気から車内を守るには、窓に断熱シートを貼ることで防ぐことが可能です。

寒さ対策として窓の断熱はかなり大事なので、ぜひ断熱シートを貼ることをおすすめします!

断熱シートは、車種に合わせた設計タイプがもちろんピタリと収まるので一番良いですが、その分お値段も少々張ります。もう少し予算を抑えたい場合は、車種を問わないタイプのものをDIYしたりすると安く済みますよ。

あると便利なもの

スノーブラシ

スキー場には、スキーやスノーボードに付いた雪を落とすスノーブラシやエアコンプレッサーを設置しているところがあります。滑り終わった後に利用したいところですが、リフトが終わる時間が近づくほど混んでいて並ばなければいけない状況が多々あります。

それなら車にスノーブラシを積んでおけば並ばずに済みますし、並んでいる人を気にする必要がないので細かい雪もキレイに落とすことができます。

スノーブラシは100均でも売っているので、低コストで済みますよ。

スノコ

スノコの上にスキーやスノーボードを収納することで、溶けた雪によるサビの原因を防ぐことができます。

また、着替える時にスノコの上に乗って着替えるという手もあります。

インテリアバー(物干し竿)

インテリアバーは、グリップに引っ掛ける物干し竿です。ハンガーにタオルや衣服、ウェアを掛けて干したりすることができます。手袋や帽子などは、ピンチハンガーを利用すると小物も干すことが可能ですよ。

また、インテリアバーの上に板を乗せたりすることもできるので頭上を有効活用することができます。

もしくは、紐をくくりつけると簡易的な物干し竿を作ることができます。あとはハンガーや洗濯バサミを利用して濡れたものを干しておけます。

扇風機

扇風機があると暖かい空気を循環することができます。そのため、ウェアやブーツ、手袋などを早く乾きやすくする効果があります。

扇風機は車用の小型扇風機があり、シガーソケットから給電する以外にも電池やUSBタイプのものもあるので、車中泊での使用にはおすすめです。

卓上タイプやクリップタイプ、首振り機能、タイマー機能など様々な扇風機がありますよ。

カースロープ

カースロープは、車のタイヤの下に入れてタイヤ交換やオイル交換などを行う整備アイテムですが、車中泊でも役立ちます。

雪が降る場所での駐車場は、水で雪を溶かすために水が流れやすいよう傾斜がついている場合があります。そんな時はカースロープをタイヤの下に入れると、車を水平な状態に保つことができますよ。

車中泊をする前に

ガソリンは満タンで

起きている間はエンジンを付けて暖房を使うので、たとえ走らなくてもガソリンの減りは早いです。

ガソリンは満タンにして挑むようにしてください。

温泉やコンビニの場所は把握しておく

滑り終わった後に利用する温泉や銭湯の場所を把握しておきましょう。また、夜ご飯や朝ごはんを調達するためにコンビニやスーパーの場所もあらかじめ知っておくと便利です。

ゲレンデ付近はコンビニやスーパーが近くにない場合があるので、その場合は事前に買っておきましょう。

寒さ対策の予備は持っていく

車中泊をする上で心配なのは、寝ている間寒くないかということです。

装備を揃えて持って行っても、初めての場合は特に寝ている間どれくらいの寒さになるか分かりません。ニット帽やネックウォーマー、靴下、ライトダウンジャケットなど、念のために持って行くのがおすすめです。

暑ければ脱げばいいだけなので、寒い思いするよりはいいです。持って行って損はないので、快適に寝るために予備として持っていきましょう。

まとめ

『スキー・スノボの車中泊で必要なグッズ』をご紹介しました。

厳寒期の車中泊は初めての方には高ハードルだと思いますが、装備を揃えることで快適に過ごすことができます。

車中泊は宿代を浮かせることができるので、その分をリフト券や食事、温泉などに回せますし、朝の渋滞回避、朝一のバーンを狙えたりと時間を有効に使えるので車中泊のメリットは大きいです。

ただし、車中泊はスキー場によってできない場合もあるので出発前の確認は必要です。ルールやマナーを守って楽しんでくださいね!

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